1月 肥後サザンカ (ツバキ科)熊本 熊本城
    
熊本城には大きな楠が多いのですが、竹之丸、
肥後名花園では、その楠の木陰に さざんか、
椿が栽培されています。明るい楠の緑と、椿、
さざんかの深い緑、 そして肥後の花独特の
はなやかさで、曇り空も花をひきたてる
ためのようです。
 

2月 モウソウチク (イネ科) 鎌倉 報国寺

冬でも緑あざやかな竹は凛とした姿を
見せています。 その緑にひかれ、竹林の中に
入ると、外とは 違った世界です。竹の間を通る
日光になつかしさを 感じます。

     
 

3月 すみれ(スミレ科)東京小石川植物園

春。小石川植物園ではあちらこちらにすみれが
咲きます。草はらの木陰には 特に多く
見られますが、群がって咲いていても
ひっそりしているので 気をつけて歩かないと
踏んでしまいます。腹ばいになって見ると、
上から見るのとは違った顔が見えます。
  4月 桜・太白(バラ科) 東京小石川植物園

ソメイヨシノが終わりかけると、花見客も急に
少なく なります。 そのころ太白が咲きだします。
そばにいると「まあ、これが桜? ずいぶん
大きな花ね。」という声が必ず聞こえてきます。
とても大きく白い花はわかりやすい名前です。
     
 
5月 金糸梅(オトギリソウ科) 小石川後楽園

金糸梅は公園や街路樹の下の植え込み
などによく植えられています。
一輪でもきれいですが、まとまって
咲いているのを遠くから見ると
葉っぱの緑を背景に模様のように
見えます。町の中では貴重な花です。
  6月マイコアジサイ(ユキノシタ科)
六甲高山植物園


「舞妓さんのようにかわいいから?」
「あら、舞妓さんがさすカンザシに似ている
からだと思ったわ。」という会話が
聞こえてきました。後で調べてみましたが、
「なぜ」の答えはみつかりませんでした。
でも花のイメージにあっているようです。

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